2022年入職 M.K(技術職)
自己紹介
全国のフィールドを相手に、ひとつの拠点で腰を据えて専門性を磨く
砂防・地すべり技術センター(以下、「STC」という。)入職5年目(2026年度時点)、斜面保全部所属。
大学では砂防に関する研究室に所属し、「砂防施設群の下流における軟岩河川の地形変化」をテーマに、ドローン観測やGISを用いた研究を行っていました。
その学びを活かしたいと思い就職先を探す中で出会ったのが、STCです。全国各地の現場を対象としながらも、転勤がなく1つの拠点(砂防会館)で腰を据えて専門性を磨ける環境に魅力を感じ、入職を決めました。
年度明けなど比較的業務に余裕がある時期には、出張時に見つけて気になっていた場所へ旅行に出かけるなど、しっかりリフレッシュしながら充実した日々を送っています。
現在の仕事
提案が事業を動かす。若手から挑戦できる地すべり対策の最前線
入職以来、主に地すべりに関する業務を担当しています。日々の業務では、地すべりのメカニズムを解明する機構解析や安定解析、そして対策工の計画案検討などを行っています。
業務はデスクワークだけでなく、実際に全国各地の現場に赴いて状況を確認し、その結果を解析に活かしています。これまで福島・群馬・高知など、全国のさまざまな現場を担当してきました。
職場では、地すべりの観測データを解析し、今後の事業方針案などを検討します。まだ経験が浅いこともあり、地すべり現象の複雑さに直面して悩むことも多いですが、自ら考えた意見や提案が実際の業務に反映されたときには大きなやりがいを感じます。現在進行中の事業に関するさまざまな要素をバランスよく考慮し、最適な方針を提案することが、この仕事の「腕の見せどころ」です。
忘れられないエピソード
未曾有の災害に立ち向かう。難しさを乗り越えた先にある、社会を支える達成感
最も心に残っている業務は、2024年1月の能登半島地震における災害対応です。災害直後はまず机上での検討から始まり、私は地域の復旧復興につながる調査・対策案の概略等に関する資料作成に携わりました。限られた情報からスピーディーに判断をしなければならない状況でしたが、一連の業務が形になり少しでも復旧の力になれたと感じた時の達成感は忘れられません。
その後、実際に現地へ赴いて調査を行ったのですが、その時に「自らの目で現場を確認することの重要性」を痛感しました。机上で検討していた時とは異なり、現場の状況は日々変化しています。災害対応の難しさを肌で感じるとともに、この仕事が担う責任の重さを改めて認識する貴重な経験となりました。
仕事で大切にしていること
全体像を捉え、素早く動く
私が仕事をする上で大切にしていることは2つあります。1つ目は「現状を俯瞰して整理すること」です。目の前の作業にとらわれるのではなく、まず全体像を見渡すこと。「今、何を解決すべきなのか」「そのために何が必要なのか」を自分の中でしっかりと整理してから仕事を進めるようにしています。
2つ目は、「スピーディーな対応」です。取引先への連絡や職場での資料確認・修正など、自分がボールを持っている作業は決して後回しにせず、素早いレスポンスを心がけています。
実のところ、この2点はもともと私が少し苦手としている部分でもあります。だからこそ、日々の業務の中で逃げずに意識し続け、自分自身の成長につなげられるよう取り組んでいます。
STCの好きなところ
顔の見える規模感だからこそ実現するフラットな関係性
STCの大きな強みは、高度な専門知識を持つベテラン技術者が多数在籍しており、気軽に相談できる環境があることです。大規模で複雑な地すべりを対象とする業務では、過去の貴重な経験則が欠かせません。そうした「生きた知見」を直接聞くことができる環境は、STCならではの魅力です。
また、組織が大きすぎず職員の顔が見える規模感であるため、部署や年次を超えたコミュニケーションが活発です。若手であっても上司に自分の意見や提案を伝えやすい、非常に風通しの良い風土が根付いています。
10年後の自分
変化を恐れず、柔軟な方策を提案できる技術者へ
事業を取り巻く環境は日々変化しており、これからは従来の知見をベースにしつつも、時代に合わせた柔軟な方策がより一層求められると感じています。10年後には、そうした新しい視点を持った提案ができるようになるとともに、業務の要としてチームを力強く牽引する中堅職員へ成長していたいと考えています。
過去その時々の状況に応じて行った判断を次世代の技術者たちに忌憚なく語れるように居たいと思います。
学生へのメッセージ
悩んだ分だけ強くなれる、共に歩む仲間を待っています
就職すると、学生時代のようにまとまった自由な時間を確保するのは難しくなります。今のうちにやりたいことにはどんどん行動を起こし、自分の好きなことや限界を知る経験を積んでおいてください。それが必ず将来の強みになります。
そして就職活動では、職場の環境や風土をよく知ることも重要です。仕事の壁にぶつかり大変な時もありますが、とことん悩んで向き合った分だけ自分の中で納得でき、それがプロとしての踏ん張る力に変わるからです。
皆さんとチームになり、遠慮なく意見を交わしながら一緒に働ける日を心待ちにしています。
とある1日のスケジュール
