斜面保全部

斜面保全部では、地すべり対策などに関する調査研究、技術支援、国際技術協力に係る業務・研究を行っています。

主な業務・研究

地すべり対策などに関する調査研究

全国の地すべり対策事業などについて、現地状況を把握し、その結果を踏まえた地すべり機構解析や安定解析、対策工計画案の検討を実施しています。

また、地すべり防止施設の効果評価と各種解析を実施しています。最近は、数値解析やCIMモデルを活用して対策工施工前後の地下水低下状況や地すべり移動量の減少などを検討したり、大規模地震発生時の地すべりの動態状況を予測する解析を行っています。

数値解析による大規模地震時(震度6弱相当)の斜面状況の検討事例
右図:3次元FEM地震応答解析モデル 左図:地震応答解析結果(残留変位量)
(令和6年度 (公社)日本地すべり学会 第64回研究発表会 概要集 pp.190-191)

地すべり対策事業の着手時評価、事業再評価、事後評価に係わる費用便益分析、地すべり対策事業完了(概成)時に必要となる完了(概成)報告書などの作成も実施しています。また、国や都道府県が開催する「地すべり検討委員会」などの運営補助業務も行います。大規模な地すべりや複雑な地質・地下水状況を呈し、高度な解析と評価を必要とする地すべり対策事業が円滑に進められるよう業務にあたっています。

一方で、災害発生時には、自主的な調査のほか、学術団体の調査に参加して現地調査を行うことがあります。令和6 年能登半島地震時に発生した地すべりについて、自主的に現地調査を行いました。また、「直轄地すべり災害関連緊急地すべり対策事業」に係わる対策計画(案)の立案を補助しました。

令和6年能登半島地震時の現地調査状況

地すべり対策などに関する技術支援

地すべりやがけ崩れなどに係る技術に関して、都道府県や国土交通省などから業務を受託する民間機関からの技術相談を受け、必要に応じて現地確認を行い、技術的なアドバイスを行っています。最近では令和6年能登半島地震で発生した斜面崩壊について、一般社団法人日本アセットマネジメント協会(JAAM)および能登町からの依頼を受け、能登町内の斜面災害箇所の技術支援を行いました。

能登町現地での技術支援状況

地すべり対策などに関する国際技術協力

地すべりやがけ崩れなどに係る技術に関する国際技術協力・交流も積極的に行っています。令和5年には韓国砂防協会と取り交わした「砂防技術及び技術協力に関する覚書」に基づく技術交流の一環として、日本での地すべり調査や対策、法制度についての意見交換を行いました。

譲原防災センター視察状況

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