当センターは、2015年10月に韓国砂防協会(現 韓国治山技術協会 ※2021年10月に韓国砂防協会から韓国治山技術協会に名称変更)と技術協力に関する協定を締結し、これまで技術協力・交流を進めてきました。
ここ数年は、世界的なコロナウイルス感染拡大等により取組みが難しかったものの、今回、韓国治山技術協会からの日本の地すべり対策に関する技術や法制度についての視察要望を受け、令和5年7月5日に、ソウル大学 任相浚教授ほか3名が来日し、日本での地すべり調査や対策、法制度について意見交換するとともに、国土交通省が直轄地すべり対策事業を実施している群馬県の譲原地すべりの視察を行いました。
現地視察では、譲原防災センターや集水井、排水トンネルなどを視察し、砂防ボランティアから2時間にわたり説明を受けるとともに、調査・観測方法や対策について、熱心に質問していました。
韓国では、これまで地すべりが注目されてこなかったものの、2017年に地震に起因した地すべりが多発したことから、危険箇所の調査を進めており、今後、対策に向けた検討を進めていくそうです。
引き続き、当センターでも引き続き、協定に基づく、技術協力・交流を進めて参ります。
STC事務所への表敬 譲原防災センター視察
現地視察(集水井) 現地視察(排水トンネル)
参考リンク
・「2018年 日・韓砂防交流会議」開催(リンク)(機関誌sabo Vol.125)
・韓国「地震関連シンポジウム」参加報告(リンク)(機関誌sabo Vol.121)
・韓国訪問(リンク)(機関誌sabo Vol.120)